インステップキック

インステップキックはキックの中でも最も強く遠くへボールを飛ばせます。
そのため、シュートやロングパス、ディフェンスの際の大きなクリアなどでよく使われます。

サッカーの試合ではインサイドキックが多く使われることが多いですが、小学生年代ではインステップキックが多く使われます!

インステップキックの蹴り方は、足首を真っすぐに伸ばした状態でしっかりと足首を固めて、足の甲でボールの中心を捉えて蹴ります。
走るフォームに近く、体の自然な動きから無理なく打てるので、ボールにパワーを伝えやすいという特性があります。
インパクトの瞬間に当たりが少しでもずれると、ボールは狙った方向から大きく外れた所へ飛んでしまいます。

体全体の動きが大きいぶん、軸がブレやすいので体幹の強さも必要になります。
コントロールが難しい面はありますが、インステップキックは歩きや走りと体や足の向きが同じなので、小さな子供でも自然な感覚で身につけやすいかと思います。

意識するポイントとしては、いくつかあります!

・真っすぐ後ろからよりも、45度くらい斜めから入ったほうがバランスよく自然なフォームで蹴ることができます。
斜めの角度は個人差があるので、自分の入りやすい角度で良いでしょう。

・軸足をボールの横にしっかりと踏み込みます。
軸足とボールとの距離は自分の蹴りやすい間隔で少しだけあけましょう。

・キックの目標に向けて、真っすぐ軸足を向けることで、ボールの飛ぶ方向をコントロールしやすくなります。

・蹴り足と対角線上にある軸足側の手を上げることで、全身のバランスがとれ体勢を崩さずに蹴ることができます。

・足首がぷらんぷらんしていると、ボールに力が伝わらず、飛ぶ方向も定まりません。
つま先を下にむけて、足首を伸ばした状態でしっかりと固めます。

・ボールを当てる面は、足の指と足の甲の骨の間くらいです。
足の甲でボールの中心を「押す」のではなく、「叩く」感覚で蹴ります。

・ボールを当てた後は、フォロースルーまで真っすぐ足を振りぬきます。

しっかりとインステップにボールが当たる感覚を覚えることが大切です!!
地面に置いてあるボールだと最初は難しく感じることもあると思うので、リフティングをするように、手からボールを落としてインステップで蹴り上げてみましょう。