インナーラップ

サッカーのインナーラップとは、ハーフスペースを活用したオフザボールの動きで、後方の選手が追い越すことを指す。 ハーフスペースとはピッチを縦に5分割したときの中央と大外の間にあるスペースのこと。 サッカーにおけるインナーラップはオーバーラップの対義語になる。 味方選手を追い越して攻撃に参加する動きであることは同じだが、違うのは追い越し方。 インナーラップがハーフスペースを活用した内回りの追い越しの動きを指しているのに対して、 オーバーラップは大外のサイドを外回りで追い越す動きのことを指す。
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オーバーラップ

ボールを保持しているプレーヤーを、後ろにいた味方選手が追い越していくプレーのこと。 特に両サイドのMFやDFが連携プレーのためにオーバーラップをすることが多い。 敵陣深くまで侵入したMFやDFは、パスやクロスボールなどを受けることで直接攻撃のチャンスを作るほか、守備側のチェックを撹乱する効果に繋がることもある。 ただ、諸刃の剣でもあり、サイドバックに限らずDFがオーバーラップする場合、それだけ守備が手薄になる。 連係ミスを犯した次の瞬間ピンチに陥りかねない。 そのため、些細な連携ミスが危機的状況を引き起こしやすく、DFは敵陣と自陣を往復するだけの絶対的な運動量が必要になる。 それとただむやみにオーバーラップをすればいいものでもありません。 オーバーラップにはタイミングが重要となる。 まずは裏のスペースが空いているときに行う。 基本的にオーバーラップは攻撃の選手を増やすことで攻撃の幅を広げるプレー なので、わざわざ相手にマークされるような場所にオーバーラップする必要はない。 相手がマークすることができないような裏のスペースに走りこめばチャンスが生まれる。 味方選手がパスを出す場所に困っているときは、 ボール保持者がパスの出し場がなくなって困るときがある。 そんなときに相手の背後を狙ってオーバーラップすることにより、パスの出す場所が増える。攻撃の選手を増やし...
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