クールダウン

サッカーはボールを蹴るスポーツです。
全身の筋肉を使いますが、やはり足の筋肉の負担は大きいです。
蹴り足の付け根の筋肉(腸腰筋)太ももの裏(ハムストリングス)、軸足の太ももの前(大腿四頭筋)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)などは何度も繰り返し力を使います。
繰り返し運動した筋肉には、局所的に疲労が蓄積します。

疲労の回復を早めたり、成長痛などの障害を予防したり、次の試合や練習に万全な状態で臨んだりするためにも、クールダウンは少年サッカーでもとても重要なものです。

子どもたちにクールダウンを実施したいと考えたときに、注意すべきポイントはどのようなものになるでしょうか。
指導者がしっかりとコーチングをしながら子どもをクールダウンに集中させ、心を落ち着かせて、その効果を最大限に引き出すことの重要になります!

1.軽い数分間のジョギングで心拍数を整える
2.目を閉じて、ゆっくり深呼吸をして、リラックスをする
3.ストレッチ(腿の前、腿の裏、アキレス腱など)
4.パートナーストレッチ(腿の裏、肩もみ)
5.最後は白樺のポーズで終了する
 

競技の中で子どもたちは、仲間や相手選手と競い合ってぶつかって闘っています。
闘う気持ちは交感神経を高ぶらせます。
つまり、プレー中は常に興奮の交感神経が優位な状態なので、子どもたちの心も疲労します。
できるだけ速やかに、スイッチを切り替える。
その為にも運動直後に厳しい指導は、子どもたちへのストレスとなるのでできるだけ避けましょう。
疲労回復の為のリラックスのスイッチが入るのを邪魔しないように、振り返りは子どもたちが理解しやすいように、簡潔な言葉で伝え、次のトレーニングに生かしましょう。