ラン・ウィズ・ザ・ボール

サッカーにおけるラン・ウィズ・ザ・ボールとは、『ボールと一緒に走る』という意味で、細かいボールタッチで相手をかわすドリブルに対して、少ないボールタッチでオープンスペースへスピードアップしながら侵入していく技術です。

ラン・ウィズ・ザ・ボールは細かいタッチで相手交わすドリブルに比べ、スリルや見た目の派手さがないため、見落とされがちになりやすいと言えます。
しかし、出来る限り走るストライドを犠牲にせずボールを正確に思った距離で動かすので、高度なプレーとも言えます。

スピードよりも『勇気』が必要なプレーだと思います。
いったんボールが体から大きく離れてしまうので、『奪われる』リスクを考えすぎるといつまで経ってもできるようにならないかと。
『失敗は成功のもと』
前向きにチャレンジしての失敗と、後ろ向きでチャレンジしないのでは、上達度合いも桁違いますので、果敢にチャレンジしていしていくことがいいですね。

ポイントとしてはいくつかあります。

・前方へのスペースを見つける。
ボールを受ける前にしっかり周りを確認、その際に観るものは、「ゴールへの最短距離」、そして「直接マークしてくる相手の位置」である。
攻撃選手がピッチ上のどのスペースを見つけられるかで相手選手の対応も変わる。

・ファーストタッチを出来る限り大きく、そして丁寧に。
ラン・ウィズ・ザ・ボールのためにはダイナミックなプレーが必要。
ミスを恐れずボールを押し出して、トップスピードに乗りたい。

・スプリントに近いストライドで、そしてしっかりと進行方向を見る。
ボールに触る回数が多すぎて、顔が下がったり、走るブレーキになっていないかをチェック。