アウトサイドキック
アウトサイドキックは、サッカーの試合の中ではあまり頻繁に使われるキックではありません。
ただ、ここでのキックとはパスやシュートと言った分類であって、アウトサイドはドリブルを含めれば意外と多く使います。
また、アウトサイドキックで蹴るボールの軌道は、インサイドキックやインステップキックと違い、蹴った正面から外方向(約90度)の方へ行きます。
アウトサイドキックは、インサイドキックの反対と思うかもしれませんが、実際はもっと複雑な技術です。
蹴り方としては、足の外側でボールを蹴るわけですが、具体的な脚の場所を言えば、足の外側の中指、薬指、小指のあたりに当てます。
また、短い距離や長い距離を蹴る時に蹴り方が若干変わってきます。
ロングパスの場合には、強く軸足を踏み込み大きなスライドで蹴ればアウトサイドキックでも遠くへ飛ばせます。
ショートパスの場合には、足首のスナップで弾くように蹴ります。これにより相手ディフェンダーは意表を突かれカットされにくくなります。
もちろん、シュートを打つ際にも使用します!
低い弾道でスピードがあり、素早く変化するボールを蹴りたい場合は足首をなるべく伸ばし、ボールの外側を思い切り蹴るようにします。
素早くボールを蹴る!
これはインサイドキックなんかと比べても、歴然の差があります。
しかも相手に対して、ボールの蹴りだす瞬間がわかりづらいのも、アウトサイドキックの特徴になります。
たいていの子どもたちは、パスを出す相手に正直な気持ちで、味方の方向に向き、インサイドキックでパスを出す。
これだとやはり、レベルや学年が上がってくると、読まれてしまうケースが多いです。
アウトサイドキックの特徴である、蹴り出しまでの、モーションがあまりないキックを覚えることで、得点につながる、「キラーパス」「スルーパス」などに多用できます。
変化しない真っすぐなボールを足の甲の外側で蹴る場合、足首から下を押し出すようにしてボールを蹴ります。このとき体重をボールを蹴る足に乗せるようにすると上手くいきます。
このようなキックはサッカーの試合中に意表を突いたパスを出すときに有効です。このように様々なアウトサイドキックが存在しますが、コツさえ掴めれば比較適用にそれらを使い分けられるようになるのです。