ダイアゴナルラン

ダイアゴナルランとは、サッカー専門用語で、語源は英語の「Diagonal run」。
直訳すると、「斜めに走ること」だ。「ダイアゴナル」は、直訳すると「斜め」となる。

フィールドの中央からサイド又は、サイドから中央に斜めに走る動き。
斜めに移動することによりディフェンスにマークの受渡しとラインのコントロールの両方を強いることで、ディフェンスを混乱させる。

DFとの駆け引きの上手さ(オフサイドに掛からずに相手最終ラインの裏に抜ける)、DFの死角を突くタイミングの上手さ(マークを振り切る)、DFとDFの間を走る絶妙なコース取り(誰がマークにつくか迷いを生じさせる)、味方がパス出しするタイミングの察知能力、アイコンタクトなどの要素が要求されます。

ただ、ダイアゴナルランっていう言葉だけで説明すると子どもたちは理解できないだろうから、うまく理解してもらうための工夫が必要になります。
どういう工夫かっていうと、うまく理解してもらうために物を使って説明したり、
言葉を簡単にしてあげる必要です。
作戦ボードに書いてみたり、言葉としては『CBとSBの間に走り込め!』と伝えてみたり。

こういう言い方をすれば結果としてダイアゴナルランになります。
SHのポジションからCBとSBの間に走りこもうとすれば、ダイアゴナルランとか斜め走りとか、そんな言葉は最初は教えなくてもいいです。
出来るようになってから、「これはダイアゴナルランっていうんだ。試合中にダイアゴナル!って言ったらこの動きをすればいいからね」って教えてあげればいいかなと思います。
「飛び込め!」っていう言葉で意識を合わせておいてもいいかもね。

ダイアゴナルランって動きとしては結構シンプルなんです。
シンプルだからこそ少年サッカーで凄く有効だと思います!