オン・ザ・ボール

オン・ザ・ボールとはボールを保持している選手あるいはその状態のことです。 オン・ザ・ボールのスキルは非常に大切ですが、そればかりでは高いレベルでプレーできません。それは、オフ・ザ・ボールの動きが悪いと、オン・ザ・ボールのスキルが思うように発揮できないからです。オンとオフ、プレーとして連続しているものと考えてトレーニングするのが良い。 オン・ザ・ボールに必要な技術 ・敵に奪われないようキープする 相手はボールを奪いに来るわけですから、それを回避します。具体的にはボールを蹴られないように相手から離す、あるいはボールに体を入れられないよう体を当てることなどが考えられる。 ・周囲の状況を見て判断する ドリブルできるか、パスコースはあるか、フリーな選手がいるか、チャレンジするべきか、ポゼッションするべきかなど。周囲の状況から次の流れを考えてアクションを起こす。状況に応じて臨機応変に対応することが求められる。 オン・ザ・ボール時にはキープとルックアップ(顔をあげて周囲を見渡すこと)の両方を行う。 相手からのプレッシャーをかわし、足元にあるボールを操り、かつ広くフィールドを見ることが必要になる。  
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オフ・ザ・ボール

オフ・ザ・ボール とは、サッカーで、プレーヤーがボールを持っていないか、ボールに密接に関与していない局面を指して使われる。 これに対し、ボールを持っているか、ボールに密接に関与している局面をオン・ザ・ボールという。 そして、オフ・ザ・ボールの局面でのプレーヤーの動きをオフ・ザ・ボールの動きという。攻撃時にはオフ・ザ・ボールの段階で良い準備をしておくことで、オン・ザ・ボールの時、すなわちボールを受けたときに、良い体勢で視野を確保し、余裕を持ってプレーすることが可能となる。 スペースを作る、或いはスペースを使うためのフリーランニングが主なものである。 フリーランニングを行ってもスタミナを消耗するだけで無駄に終わることもある。 それを無駄走りと言う場合もあるが、オフ・ザ・ボールのランニングを示す「無駄走り」の場合は、身を挺して走るという肯定的な意味合いでも使われる。 ボールを持っていない選手が、正しい判断をするためには 「見る」→「判断」→「実行」 するというプロセスを繰り返す必要がある。周りをみて確認し、情報を集め判断する、そして次のプレーを決めて実行する。 ◆見る・周囲の状況を判断する ◆判断・情報を集めてプレーを決める ◆実行・決めたプレーを実行する  
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