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  • ラン・ウィズ・ザ・ボール

    サッカーにおけるラン・ウィズ・ザ・ボールとは、『ボールと一緒に走る』という意味で、細かいボールタッチで相手をかわすドリブルに対して、少ないボールタッチでオープンスペースへスピードアップしながら侵入していく技術です。

    ラン・ウィズ・ザ・ボールは細かいタッチで相手交わすドリブルに比べ、スリルや見た目の派手さがないため、見落とされがちになりやすいと言えます。
    しかし、出来る限り走るストライドを犠牲にせずボールを正確に思った距離で動かすので、高度なプレーとも言えます。

    スピードよりも『勇気』が必要なプレーだと思います。
    いったんボールが体から大きく離れてしまうので、『奪われる』リスクを考えすぎるといつまで経ってもできるようにならないかと。
    『失敗は成功のもと』
    前向きにチャレンジしての失敗と、後ろ向きでチャレンジしないのでは、上達度合いも桁違いますので、果敢にチャレンジしていしていくことがいいですね。

    ポイントとしてはいくつかあります。

    ・前方へのスペースを見つける。
    ボールを受ける前にしっかり周りを確認、その際に観るものは、「ゴールへの最短距離」、そして「直接マークしてくる相手の位置」である。
    攻撃選手がピッチ上のどのスペースを見つけられるかで相手選手の対応も変わる。

    ・ファーストタッチを出来る限り大きく、そして丁寧に。
    ラン・ウィズ・ザ・ボールのためにはダイナミックなプレーが必要。
    ミスを恐れずボールを押し出して、トップスピードに乗りたい。

    ・スプリントに近いストライドで、そしてしっかりと進行方向を見る。
    ボールに触る回数が多すぎて、顔が下がったり、走るブレーキになっていないかをチェック。

  • サイドチェンジ

    攻めているサイドから逆のサイドへパスを送ること。
    通常は、ボールのあるサイドに相手の守備が集まりやすく、反対側のサイドにはスペースができることが多い。
    その際にサイドチェンジをすることで、スペースを利用した攻撃展開へ一気に転じるのが狙い。
    ただし、サイドチェンジで用いられるパスは、一発でサイドチェンジするような場合には、キック力が必要なロングパスが多いため、ジュニア年代の試合ではロングキックによるサイドチェンジが行われることはあまり多くはない。

    そこで、ショートパスを使って、一度味方選手を経由してのサイドチェンジが良いかも知れない。
    縦方向にパスコースがなく攻撃に詰まってしまった場合には、横の選手や、後方の選手や一度パスを出して、パスの距離を短くすることよって、ジュニア年代でもサイドチェンジをすることが出来ます。
    その際には、相手にパスカットされないように、相手の位置を確認しておくことや、パススピードに注意をします。
    ジュニア年代でも高学年になれば、ロングキックからサイドチェンジすることも出来るので、実際の練習や試合で試みることもいいでしょう。

  • プルアウェイ

    サッカーにおけるプルアウェイとは、一度、相手に近づいてから、素早く離れることによってマークを外す動きのことで、サイドでの駆け引きやゴール前でのFWがDFライン付近でスルーパスを受けるときによく使われます。

    相手ディフェンダーは マークする選手とボールを同じ視野に入れながら守備を行うのが基本である。
    これは、マークする選手だけを見ているとボールを見失い、ボールだけを追ってしまうとマークする選手を見失うからである。

    これを利用してプルアウェイで、相手ディフェンダーの視野から消え、フリーになることができます。

    ゴール前では一瞬の動きがとても重要になってきます!
    そのわずかなタイミングでゴールが出来るか、出来ないか変わってきます。

    人によってその感覚や間合いは異なってきますし、相手ディフェンダーによっても動きのポイントは異なってきます。

    自分なりの判断や駆け引きを覚えていくのがいいでしょう!

  • ダイアゴナルラン

    ダイアゴナルランとは、サッカー専門用語で、語源は英語の「Diagonal run」。
    直訳すると、「斜めに走ること」だ。「ダイアゴナル」は、直訳すると「斜め」となる。

    フィールドの中央からサイド又は、サイドから中央に斜めに走る動き。
    斜めに移動することによりディフェンスにマークの受渡しとラインのコントロールの両方を強いることで、ディフェンスを混乱させる。

    DFとの駆け引きの上手さ(オフサイドに掛からずに相手最終ラインの裏に抜ける)、DFの死角を突くタイミングの上手さ(マークを振り切る)、DFとDFの間を走る絶妙なコース取り(誰がマークにつくか迷いを生じさせる)、味方がパス出しするタイミングの察知能力、アイコンタクトなどの要素が要求されます。

    ただ、ダイアゴナルランっていう言葉だけで説明すると子どもたちは理解できないだろうから、うまく理解してもらうための工夫が必要になります。
    どういう工夫かっていうと、うまく理解してもらうために物を使って説明したり、
    言葉を簡単にしてあげる必要です。
    作戦ボードに書いてみたり、言葉としては『CBとSBの間に走り込め!』と伝えてみたり。

    こういう言い方をすれば結果としてダイアゴナルランになります。
    SHのポジションからCBとSBの間に走りこもうとすれば、ダイアゴナルランとか斜め走りとか、そんな言葉は最初は教えなくてもいいです。
    出来るようになってから、「これはダイアゴナルランっていうんだ。試合中にダイアゴナル!って言ったらこの動きをすればいいからね」って教えてあげればいいかなと思います。
    「飛び込め!」っていう言葉で意識を合わせておいてもいいかもね。

    ダイアゴナルランって動きとしては結構シンプルなんです。
    シンプルだからこそ少年サッカーで凄く有効だと思います!

  • クールダウン

    サッカーはボールを蹴るスポーツです。
    全身の筋肉を使いますが、やはり足の筋肉の負担は大きいです。
    蹴り足の付け根の筋肉(腸腰筋)太ももの裏(ハムストリングス)、軸足の太ももの前(大腿四頭筋)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)などは何度も繰り返し力を使います。
    繰り返し運動した筋肉には、局所的に疲労が蓄積します。

    疲労の回復を早めたり、成長痛などの障害を予防したり、次の試合や練習に万全な状態で臨んだりするためにも、クールダウンは少年サッカーでもとても重要なものです。

    子どもたちにクールダウンを実施したいと考えたときに、注意すべきポイントはどのようなものになるでしょうか。
    指導者がしっかりとコーチングをしながら子どもをクールダウンに集中させ、心を落ち着かせて、その効果を最大限に引き出すことの重要になります!

    1.軽い数分間のジョギングで心拍数を整える
    2.目を閉じて、ゆっくり深呼吸をして、リラックスをする
    3.ストレッチ(腿の前、腿の裏、アキレス腱など)
    4.パートナーストレッチ(腿の裏、肩もみ)
    5.最後は白樺のポーズで終了する
     

    競技の中で子どもたちは、仲間や相手選手と競い合ってぶつかって闘っています。
    闘う気持ちは交感神経を高ぶらせます。
    つまり、プレー中は常に興奮の交感神経が優位な状態なので、子どもたちの心も疲労します。
    できるだけ速やかに、スイッチを切り替える。
    その為にも運動直後に厳しい指導は、子どもたちへのストレスとなるのでできるだけ避けましょう。
    疲労回復の為のリラックスのスイッチが入るのを邪魔しないように、振り返りは子どもたちが理解しやすいように、簡潔な言葉で伝え、次のトレーニングに生かしましょう。

  • アウトサイドキック

    アウトサイドキックは、サッカーの試合の中ではあまり頻繁に使われるキックではありません。
    ただ、ここでのキックとはパスやシュートと言った分類であって、アウトサイドはドリブルを含めれば意外と多く使います。
    また、アウトサイドキックで蹴るボールの軌道は、インサイドキックやインステップキックと違い、蹴った正面から外方向(約90度)の方へ行きます。

    アウトサイドキックは、インサイドキックの反対と思うかもしれませんが、実際はもっと複雑な技術です。
    蹴り方としては、足の外側でボールを蹴るわけですが、具体的な脚の場所を言えば、足の外側の中指、薬指、小指のあたりに当てます。
    また、短い距離や長い距離を蹴る時に蹴り方が若干変わってきます。

    ロングパスの場合には、強く軸足を踏み込み大きなスライドで蹴ればアウトサイドキックでも遠くへ飛ばせます。
    ショートパスの場合には、足首のスナップで弾くように蹴ります。これにより相手ディフェンダーは意表を突かれカットされにくくなります。

    もちろん、シュートを打つ際にも使用します!
    低い弾道でスピードがあり、素早く変化するボールを蹴りたい場合は足首をなるべく伸ばし、ボールの外側を思い切り蹴るようにします。

    素早くボールを蹴る!
    これはインサイドキックなんかと比べても、歴然の差があります。
    しかも相手に対して、ボールの蹴りだす瞬間がわかりづらいのも、アウトサイドキックの特徴になります。

    たいていの子どもたちは、パスを出す相手に正直な気持ちで、味方の方向に向き、インサイドキックでパスを出す。

    これだとやはり、レベルや学年が上がってくると、読まれてしまうケースが多いです。
    アウトサイドキックの特徴である、蹴り出しまでの、モーションがあまりないキックを覚えることで、得点につながる、「キラーパス」「スルーパス」などに多用できます。

    変化しない真っすぐなボールを足の甲の外側で蹴る場合、足首から下を押し出すようにしてボールを蹴ります。このとき体重をボールを蹴る足に乗せるようにすると上手くいきます。

    このようなキックはサッカーの試合中に意表を突いたパスを出すときに有効です。このように様々なアウトサイドキックが存在しますが、コツさえ掴めれば比較適用にそれらを使い分けられるようになるのです。

  • ウォーミングアップ

    ウォーミングアップとは、試合や練習に入る前に軽い準備運動をし、体を温めることをいいます。
    ウォーミングアップの反対の言葉は、クールダウン(クリーングダウン)といい、運動の終わりの疲労回復の促進効果があります。

    ウォーミングアップをただの準備運動という意味で捉えてしまうと、形骸化してしまい意味のないものとなってしまうため「なぜ行うのか」を正しく認識しなければいけません。

    まずは一般的に言われていることが、体を温めて怪我を予防することです。
    体を温めると必然的に間接の可動領域が広がります。
    その結果、怪我が予防されるわけです。

    ウォーミングアップでの体を温める時間は季節によっても違います。
    夏は暑いため短め、冬は寒いため長めといった感じです。
     
    これらを踏まえて、定量的に表すと、だいたい心拍数(1分間の泊動数)が120回前後が理想であります。
    運動強度的には50%くらいです。
    ウォーミングアップで良くないことは、体温が下がってしまうことです。
    なので、競技開始30分前に終わるように調整したほうが良いでしょう。 

    そして、少し汗ばみ軽く息切れをする程度が理想と上げられます。
    これ以上の負荷は逆にパフォーマンスが落ちてしまうので注意が必要です
     
    急な運動をすると息切れをしてしまいますよね。
    これは、まだ体が酸素をうまく運べる状態になっていないため酸素不足になるからであります。
    そうなると、思うように動けずパフォーマンスが低下してしまうわけです。
    しかし、運動を続けていくことで徐々に解消していきます。
     
    そこで、徐々に負荷をあげることで体に酸素を運べる準備をすることで、酸素の供給をスムーズにし、試合での立ち上がりから最大限のパフォーマンスが出すことが出来ます。
     
    気持ちの切り替えは大人でもなかなか難しいものです。
    いくらこれから試合だと自分に言い聞かせても直ぐには実感出来ないことも多いでしょう。
    そこで、ウォーミングアップをチーム全体ですることでこれから試合だという意識を高めたり、リラックスしながら心を整え試合に集中することができるようになります。
     
    ウォーミングアップといったらストレッチと思い浮かぶ人も居るかもしれません。
    これは正しいのですが、ストレッチと言っても静的ストレッチと動的ストレッチがあります。
    ◆静的ストレッチとは
    呼吸を整え、リラックス状態を作るストレッチのことで、可動領域限界まで伸ばし深呼吸しながら行うやり方です。
    疲労回復を助ける効果やリラクゼーション効果が期待できます。
    よって運動後のクールダウンで主に使われます。
    ◆動的ストレッチとは
    静的ストレッチの反対で、徐々に負荷をあげていき、関節の可動領域を広げる効果があります。
    つまり上記で説明したウォーミングアップで行うストレッチのことをいいます。
    静的ストレッチはウォーミングアップでの効果はほとんど無く、逆にパフォーマンスが落ちてしまうとのことです。
     
    練習に取り掛かる前のウォーミングアップで大事なのは、
    「怪我の予防」と「リラックスした状態を作る」ということです。
    リラックスと言ってもクールダウン的要素のリラックスではなく、
    練習に入る前に余計な力を抜き、気分良く練習に入るためのものです。
    そのためには、やはり楽しくなければなりません!!
     
    サッカーの試合前のウォーミングアップでは、チームで気持ちを高める物が良いです。
    試合会場ではウォーミングアップする場所が広く使えないため、狭い中で出来るウォーミングアップが良いでしょう。
  • インステップキック

    インステップキックはキックの中でも最も強く遠くへボールを飛ばせます。
    そのため、シュートやロングパス、ディフェンスの際の大きなクリアなどでよく使われます。

    サッカーの試合ではインサイドキックが多く使われることが多いですが、小学生年代ではインステップキックが多く使われます!

    インステップキックの蹴り方は、足首を真っすぐに伸ばした状態でしっかりと足首を固めて、足の甲でボールの中心を捉えて蹴ります。
    走るフォームに近く、体の自然な動きから無理なく打てるので、ボールにパワーを伝えやすいという特性があります。
    インパクトの瞬間に当たりが少しでもずれると、ボールは狙った方向から大きく外れた所へ飛んでしまいます。

    体全体の動きが大きいぶん、軸がブレやすいので体幹の強さも必要になります。
    コントロールが難しい面はありますが、インステップキックは歩きや走りと体や足の向きが同じなので、小さな子供でも自然な感覚で身につけやすいかと思います。

    意識するポイントとしては、いくつかあります!

    ・真っすぐ後ろからよりも、45度くらい斜めから入ったほうがバランスよく自然なフォームで蹴ることができます。
    斜めの角度は個人差があるので、自分の入りやすい角度で良いでしょう。

    ・軸足をボールの横にしっかりと踏み込みます。
    軸足とボールとの距離は自分の蹴りやすい間隔で少しだけあけましょう。

    ・キックの目標に向けて、真っすぐ軸足を向けることで、ボールの飛ぶ方向をコントロールしやすくなります。

    ・蹴り足と対角線上にある軸足側の手を上げることで、全身のバランスがとれ体勢を崩さずに蹴ることができます。

    ・足首がぷらんぷらんしていると、ボールに力が伝わらず、飛ぶ方向も定まりません。
    つま先を下にむけて、足首を伸ばした状態でしっかりと固めます。

    ・ボールを当てる面は、足の指と足の甲の骨の間くらいです。
    足の甲でボールの中心を「押す」のではなく、「叩く」感覚で蹴ります。

    ・ボールを当てた後は、フォロースルーまで真っすぐ足を振りぬきます。

    しっかりとインステップにボールが当たる感覚を覚えることが大切です!!
    地面に置いてあるボールだと最初は難しく感じることもあると思うので、リフティングをするように、手からボールを落としてインステップで蹴り上げてみましょう。

  • 【リポート】ライズにプロサッカー選手が遊びに来てくれました!!!

    こちらをクリックお願いします(●´ω`●)

    ライズに飯尾選手が遊びに来てくれました〜(*≧∀≦*)

    飯尾選手は、プロのサッカー選手として、東京ヴェルディ、フロンターレ川崎、アビスパ福岡、横浜FC、沖縄SVに所属し、19年間現役を続け、2018年の1月に引退したばかりの偉大な選手です。

    和田コーチとは、中学生時代に東京ヴェルディのジュニアユースで一緒にプレーした仲間です。

    ライズの選手にとってはもちろん、僕にとっても、20年振りにピッチの上で一緒にボールを蹴ることができて、幸せな時間を過ごすことができました(●´ω`●)

    飯尾選手から、『これだけ内容の濃いトレーニングをしているスクールは、見たことがない。近い将来、プロの選手になる子が出てくることは間違いないね』というお誉めの言葉をいただきました。

    いつか、ライズの選手も大人になってから、グランドに遊びに来てくれる日が来るのを、今から楽しみにしています

    ライズファミリーは、プロになってもならなくても、ず〜っと大事な仲間です。

    飯尾選手、ありがとうございました。

  • 全国高等学校サッカー選手権大会

    全国高等学校サッカー選手権大会は高校サッカー部の頂点を決めるサッカーの大会。
    各都道府県代表(東京都は2校)48校による、トーナメント戦で行われる。
    通称「選手権」「冬の国立」「冬の高校サッカー」と言われている。

    本大会の前身である日本フットボール優勝大会の第1回大会は大阪毎日新聞社の主催により、1918年1月(1917年度)に、大阪府豊中村の豊中グラウンドを会場として開催された。

    関東や関西、広島など日本の各地で1910年代初頭から個別に小規模の学生サッカーの試合が行われていた。そうしたなか1917年5月に東京で開催された第3回極東選手権競技大会(極東選手権競技大会サッカー競技)は、国内の各サッカーチームにとって大きな刺激となり、各地でサッカー大会が開かれるようになっていた。

    また、1910年代から1920年代にかけて関西地方では、朝日新聞大阪本社と大阪毎日新聞社(現:毎日新聞社)を中心に主新聞拡販を目的とした多くのスポーツイベントを開催されており、本大会もそのひとつであった。

    この大会は、もともとラグビーの関係者が大阪毎日新聞社に、ラグビー競技の大会として持ち込んだ企画で、日本のラグビーの始祖ともいうべき慶應を関西に招いて試合をしたいという狙いがあって大会名に「日本」という名を冠した。
    しかしラグビーは、関西には当時3チームしかなく、ラグビー単独では大会が成立しなかった。サッカーの場合は、関西には当時10以上のチームが存在したことから、サッカー(当時はアソシエーションフットボールと呼ばれていた。通称ア式)とラグビーとの共同開催として「日本フートボール優勝大會」が行われた。

    毎日新聞主催の「日本フートボール優勝大會」の第1回大会から第8回大会までは、関西の学校のみ参加の大会であった。当時は関西でもサッカーをやっている学校は多くはなかったから、初回は予選をする程のこともなく主催者側の推薦で出場チームを決めた。第8回大会では、出場の申し込みをした全チームが出場していることから、第1回〜第8回大会の間は、主催者側から推薦されれば、あるいは学校側から申し込めば、予選なしで全てのチームが参加できたとみられる。予選制となったのは参加チームを全国に拡大させた1926年の第9回全国中等学校蹴球選手権大会第9回大会からである。このため第1回大会から、大阪や兵庫からは複数の学校が参加し、第8回大会では、和歌山、奈良、滋賀、京都からは、各1チームに対して、大阪からは11チーム、兵庫からは7チームが参加した。

    1925年度の第9回大会から、全国をいくつかのブロックに分け、その予選優勝校で”本当の全国大会”に飛躍させようとの気運が高まり、全国での地区予選制となって、名称も「全國中等學校蹴球選手權大會」と改められ、ラグビー大会と分割、関西の学校以外の学校も参加する全国規模の大会に成長することになった。

    1925年度の第9回大会から、毎日新聞社主催の大会は全国大会になったが、全国各地にあった大会も、これ以降も続けられていた。毎日新聞社主催の大会が形を整えてゆくにつれ、これらの地方大会をどうするかという問題が起ってきた。「全国大会」と銘打ったものも他にたくさんあったが、毎日新聞社主催の全国大会が規模内容が最も大きくなり、1934年に毎日新聞社主催の大会に一本化され、他の全ての大会は終了した。

    1965年に全国高等学校総合体育大会(高校総体、インターハイ)が夏の大会として整備され、翌1966年にはサッカー競技が全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会として加えられ、秋の国民体育大会サッカー競技高校の部(国体)を合わせると、高校サッカーの全国大会は3つとなった。当時の文部省は文部省の通達により、学校教育活動としての高校スポーツの全国大会は国体を除いて年一回しか認めていなかったため、日本蹴球協会と全国高等学校体育連盟(高体連)は冬の高校選手権を夏の高校総体に組み入れようとした。この動きのなか、毎日新聞社は第1回大会から行っていた本大会の主催を終了し、結局は日本蹴球協会が単独で冬の高校選手権を開催することになった。1966年度大会は、毎日新聞社の主催終了による経済的な影響や文部次官通達との関係により、出場校が前年の32校から16校に変更され、夏の高校総体の上位2校と、秋の国体の上位4校、地域推薦の10校となった。各地域の予選も、文部次官通達との関連で公式には行わず、地域推薦とする建て前となった。16校での開催は、1970年度大会まで続いた。また、1966年度から大会の回数が大会名から外されるようになり、1980年度の第59回大会で復活した。

    1970年から国体が各都道府県選抜の参加となり、インターハイとは別に「選抜大会」として競技ごとに全国大会を開くことが認められた。これにより高体連としては選抜大会の扱いをするということで、第49回大会(1970年度)から主催に復帰した。

    1971年度の第50回大会は、長居競技場が主会場となり、1回戦と2回戦では西宮球技場と神戸中央球技場が併用された。翌年からの第51回~第54回大会では、長居競技場とうつぼ球技場が会場となった。

    第55回大会(1976年度)からは、決勝大会の会場を首都圏(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)に移すこととなった。元々日本テレビやJFA関係者の間では決勝大会を首都圏で開催したいという要望が強かった。

    開会式・準決勝・決勝(年度により準決勝は他のスポーツ大会の都合で別会場)は旧国立競技場で大々的に行われており、高校サッカー選手たちは「目指せ!国立」を一つの合言葉にしていたが、2013年5月に旧国立競技場が閉鎖→2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴う全面改築工事に入ったため同年-2014年の年末年始にかけての大会以後は、暫定的に開会式を駒沢オリンピック公園陸上競技場、準決勝・決勝は埼玉スタジアム2002をメイン会場として行っている。

    近年はクラブユース勢の台頭とそれに伴う人材のシフトにより、ユース年代のサッカー大会としてのプレステージが高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会、その後継大会である高円宮杯U-18サッカーリーグに移行し、当大会のレベル低下を指摘されているが、今なお多くの高校サッカー部の選手にとっては最も価値あるサッカートーナメントの位置を占めている大会であり、社会的にも最も大きな注目を集めるサッカー大会の一つである。また、クラブユースの台頭に伴って、かつて優勝を寡占した名門校の地位が下がり、また近年のサッカーの普及に伴って各地域の底上げがなされた。

    都道府県大会は、おおむね9月から11月にかけて各都道府県で行われる。大会の試合方式は、各都道府県により多少異なる。原則として、各都道府県予選に優勝した学校が全国大会に出場するが、東京都のみ2校出場が認められ、全48校でトーナメントを戦う。なお北海道からの出場校は、高校球技の全国大会では珍しく1校のみである。また末尾0および5の回が「記念大会」と称されることはなく、全国大会出場校の増枠も行われない。

    試合時間については次の通り行う。

    準々決勝までは前後半40分ハーフの計80分で行い、前後半終了時に同点の場合は即PK戦で決着をつける。
    準決勝は前後半45分ハーフの計90分で行い、前後半終了時に同点の場合は即PK戦で決着をつける。
    決勝は前後半45分ハーフの計90分で行い、同点の場合は前後半10分ずつ計20分の延長戦を行う。延長戦終了後、同点の場合はPK戦で決着をつける。

    ◆第78回大会(1999年度)まで、決勝で延長戦でも決着が付かない場合、両校優勝としていた。
    ◆第81回大会(2002年度)まで、決勝も前後半40分ハーフの計80分で行われていた。
    ◆第86回大会(2007年度)まで、準決勝も準々決勝までと同様の試合形式で行われていた。

    前述の通り首都圏(1都3県)の複数会場(おおむね9会場前後)が使用される。多くの会場が、施設改修や芝の張り替えなどの理由で、毎年のように会場が変更される(通常使用されない会場が使用される)のが特徴である。

    近年の試合会場は以下で開催されている。

    埼玉スタジアム2002(さいたま市緑区、2001年度より使用、2014年度以降は準決勝・決勝の会場となる)

    ◆駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場(東京都世田谷区、2010年度は改修工事中のため使用せず)

    ◆味の素フィールド西が丘(東京都北区、1976年度の関東移転後に途切れることなく使用されたが、2012年度は使用せず)

    ◆浦和駒場スタジアム(さいたま市浦和区 1992―1994年度と2010―2011年度は改修工事中のため使用せず)

    ◆NACK5スタジアム大宮(さいたま市大宮区、2002年度以後使用されなかったが2010―2011年度は駒場スタジアム、2014年度は埼玉スタジアムの例年開催分の代替会場として使用)

    ◆ゼットエーオリプリスタジアム(千葉県市原市、2010年度・2014年度は使用せず・2015年度以降は奇数年度に開催)

    ◆フクダ電子アリーナ(千葉市中央区、柏の葉・市原臨海=オリプリの代替会場として2009―2010・2012―2016年度使用)

    ◆ニッパツ三ツ沢球技場(横浜市神奈川区、2009年度は使用せず)

    ◆等々力陸上競技場(川崎市中原区、2012年度・2014年度は使用せず)

    同大会は選手の健康管理を考え、第73回大会(1994年度)より、それまでの新年元日(1月1日)開幕(試合は1月2日から)から年内12月30日開幕(試合は大晦日(12月31日)から)に早め、試合日程に余裕を持たせる措置をとった。これに伴い、以前は3回戦と準々決勝の中間日(1月5日)のみだった休養日が拡大され、3回戦と準々決勝の中間日(1月4日)に加えて、1回戦と2回戦の中間日(元日)、準々決勝と準決勝の中間日(1月6日)も休養日に当てられるようになった。

    なお、第81回大会(2002年度)以降は、決勝戦をハッピーマンデー制度が適用された成人の日(1月第2月曜日)に移動して、さらに余裕を持たせている(ただし、1月第2月曜日の成人の日が1月8日であった、第85回大会(2006年度)については、準々決勝と準決勝を1月5・6日の連続開催とし、7日を休養に当てた。また、第86回大会(2007年度)は、1月6日が日曜日である点を考慮して準決勝を開催)。第91回(2012年度)は、準々決勝を1月5日に行った後、1週間空けて1月12日に準決勝・19日に決勝(14日の成人の日に開催予定のところ、降雪により延期)とする日程が組まれた。

    このように、大会後半(準々決勝と準決勝、ないしは準決勝と決勝)の日程の間隔が開いたことにより、その間のコンディションの維持、もしくは回復が新たなポイントとなった。

    第81回大会(2002年度)より、高校サッカー経験を持つ日本の現役プロサッカー選手(平山相太は起用当時筑波大学蹴球部所属のアマチュア選手)がイメージキャラクターとして、大会ポスターのモデルに起用されている(出身校名の後の※は、在学中に本大会進出経験なし)。第86回(2007年度)からは「応援リーダー」と呼ばれている。

    過去の大会に出場した選手でJリーガーになった選手や日本代表に選出された選手も大勢いる。

    中田英寿(韮崎高校)、小野伸二(清水商)、中村俊輔(桐光学園)、遠藤保仁(鹿児島実業)、大久保義人(国見高校)本田圭佑(星稜高校)、岡崎慎司(滝川第二高)、長友佑都(東福岡高)、長谷部誠(藤枝東高)、内田篤人(清水東高)、川島永嗣(浦和東高校)、大迫勇也(鹿児島城西)、乾貴士(野洲高)、浅野拓磨(四日市中央工業)など。