サッカーだけではなく、スポーツにおいてボディバランスはとても重要です。試合中や練習中に、前後左右の移動でバランスを崩してしまうととても損です。また、相手との接触でバランスを崩すことも損します。
なによりも、ボールを扱う時は片足立ちになるので、片足でバランスを取れないとトラップもパスもドリブルも不安定になります。
ボディバランスが良いと下記の様なさまざまメリットがあります。
・フェイントで不安定にならない・敵との体のぶつかり合いに強くなる・転びにくい体になる・多少無理な体勢からでもシュートが打てる・ポジショニング争いで負けない・ヘディングの競り合いが強くなる
バランス感覚は、すぐには身に付くものではありません。また、成人した大人よりも、若い方が身に付けやすいものです。
ジュニア年代のころからバランス感覚を磨いておくといいでしょう!
一昔前では、遊びのなかでバランス感覚を身につけられることも多かったかなと感じます。外に出て、走ったり飛んだり、登ったりくぐったり、掴んだり投げたり。アスレチックなんて行ったら、子どもたち何時間でも遊んでいられたかなと思います。
人並み程度のバランス感覚を養うには、体を使ったいろんな遊びの中で身につけていくのが最適です。しかし現代では、テレビゲームやスマホが流行していて、体を動かす時間が減少している子どもたちも少なくないはずです。その時間が失わ...
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Month: 1月 2018
ヘディング
サッカーには色々なテクニックやプレーがありますがヘディングというプレーは最初は大変でしょう。ヘディングは頭にボールを当てるというプレーですが頭というよりはおでこにボールを当てたほうが狙ったところにボールが飛んでいきやすくなります。サッカーを始めたばかりの初心者や小中学生の子どもはヘディングが怖くて中々出来ないと思います。
ヘディングする瞬間に目を閉じてしまうとボールを見失うことがありますのでなるべく目は開けたままヘディングする。1人でヘディング練習をするときはおでこでボールを落とさずに何回も当ててみよう。
ヘディングするボールの高さを上げたり下げたりしてみてどれくらいの強さで当てればどれくらい飛んでいくのかを知っておくのが大切です。遊び感覚でおでこにサッカーボールを乗せたまま上手くバランスをとるような1人練習をしてみても面白いですね。おでこ以外の頭の部分でサッカーボールを当てる1人練習もしておきましょう。
サッカーの試合や練習で使われるヘディングというプレーは攻撃と守備の両方で使われる欠かせないプレーの1つです。小学生の子どもがヘディングをしようとしてもサッカーボールが怖くて目をつむってしまい上手く出来ないことでしょう。
そこで恐怖心をなくすためにも、子どもでも1人で簡単にヘディングの練習ができる方法はサッカーボールを紐が付いた網に入れどこかにぶら下げます。回りにあまり物が...
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空間認識能力
スポーツや芸術の分野で天才と呼ばれている人は、とりわけ空間認識能力が発達していると言われています。
野球でいえば、飛んできた打球を捕球することや、投げられたボールにバットを当てる能力。バスケットボールでいえば、リングにシュートを入れることや、パスをされたボールをキャッチする能力などが空間認識能力になります。サッカーでいえば、浮いたボール、特にゴールキックやクリアーボールなど、3m以上浮いたボールへの対応となると「空間認識」の能力が必要となります。
空間認識能力というとちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは空間にある対象(ボールや味方や敵の選手)をイメージとして、すばやく正確に把握・認識できる能力のことです。
・浮いているボールがどの位置に落下するのか?
・ボールがどのくらいのスピードで近づいてくるのか?
・自分の体とボールがどのくらい離れているのか?
そういった情報を瞬時にわかる能力であり、また相手選手との距離感や味方の位置の把握なども、この空間認識能力(空間感覚)によって大きく差がでてきます。
実はこの力がサッカーの上達には不可欠ですし、空間感覚は正確なトラップやシュートにもつながっています。
難しい表現になりますが、物体が三次元空間に占めている状態や関係を素早く正確に把握する認識力のことです。空間認識能力を高めることは右脳を活性化させ、最終的には直感力...
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スピード
近年のサッカー界において、子どもから大人までキーワードになっている言葉があります。それが「スピード」です。
◆サッカーにおける「スピード」とは?
サッカーにおける「スピード」とはなんでしょうか? 真っ先に思い浮かぶのは、ダッシュやスプリントといった走力の部分です。サッカーに走力は必要です。
世界で活躍する、メッシやC・ロナウドも、世界の超一流のアタッカーは、陸上選手顔負けのスピードを備えています。なおかつ、繊細なボールコントロールの技術を持っているので、対峙する相手にとっては厄介この上ありません。では、速く走るために必要なこととは、なんでしょうか?17年に渡りJリーグのクラブでフィジカル・コンディショニングコーチを務め、現役時代は快速FWとして日本代表にも召集された谷真一郎さんは、ポイントのひとつに「地面反力」を挙げます。
◆正しい動きを知ることが重要
「地面反力とは、地面を押して返ってくる力のことです。サッカーの試合中、前に進む、ターンをして進行方向を変えるといったときに、地面を踏むことで跳ね返る力を得て、次の動作につなげていきます。地面反力を得るためには、常に適切な足幅で動き続けることが重要です。
「直線的な走りをするときに、一生懸命走ろうとして歩幅を広げると、地面反力をうまく得られなくなります。また、気持ちが先行すると前傾姿勢が強くなり、膝も上がらず、脚が後方へと...
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