集中力とは、簡単にいうと「ひとつのことに意識を持っていく」ことです。そして、「いますべきことに意識を集中させる力」のことです。
集中力とは何かを知ることで、あなたも集中力を高め、いつでも、どこでも、誰といても集中することができるようになるはずです。
集中力とはライトのようなものです。一点だけを照らし出すスポットライトと集中力はよく似ています。スポットライトは一度にたくさんの場所を照らし出すことはできません。集中力も同じで、一度にたくさんの事柄に集中することはできません。言い換えれば、人は一つのことにしか集中できないのです。一度にたくさんのことをしようとすると、逆に混乱して集中できていない状態になってしまいます。このような状態を「過集中」といいます。
スポーツや自転車の運転中は、一度にたくさんのことをしています。周りを見る、バランスをとる、ペダルをこぐ、ボールをける・つかむ…など。これらの動作は日々のトレーニングによって可能になるわけですが、そこに普段と違う考えや、動作、歓声、指示などが入り込むと気になってしまい、過集中の状態になります。スポットライトが動き回って、照らすべきことに焦点が定まらないのです。
集中力には受動的集中と能動的集中があります。●受動的集中=集中させられている受け身の状態。切れやすく、散漫になりやすい。●能動的集中=自分から集中している能動的な集中。...
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Author: wpmaster
イメージトレーニング
サッカーのレベルアップを目指す上で、欠かすことのできないのがイメージトレーニングです。試合で実力を発揮するために大切なのが『心の準備』(心理的準備)です。一流選手は体だけでなく、心の準備をして本番に備えます。心理的準備の代表的なものに、イメージトレーニングがあります。
イメージトレーニングには2つの代表的な効果があります。・新たな技術の習得に役立つ・事前にイメージすることで予行演習になる
技術の習得に、イメージトレーニングは役立ちます。イメージがなければ、人間の体は動きません。ドリブル、パス、シュート、シザーズ、オーバーヘッドキック......実はこれ、頭の中でイメージができているから、体がその通りに動くのです。イメージトレーニングは、スポーツの技(スキル)を習得し、上達するために欠かすことのできないトレーニング法です。
またスポーツ選手がイメージを使う場面は、大きく分けて2つあります。1つは練習のとき、もう1つは試合のときです。◆練習でイメージをするという場合、その目的は主に技の習得です。例えば、サッカーのインサイドキック(主にパスなどに使われる蹴り方。足の内側にボールを当てる)を練習するとき、実際に蹴る前に、理想的な脚の振り方や軸足を置く位置などをイメージしてから蹴ることがあります。そうすることで、理想的なイメージと実際のキックとのズレを修正しながら、技を磨いていきます。...
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ビルドアップ
サッカーの場合は、「攻撃を組み立てる」ことを指す。ゴールキーパーから、もしくはディフェンダーから、中盤、前線へとパスやドリブルで攻め上がっていく一連の動き、プロセスを「ビルドアップ」と呼ぶ。中盤や前線でボールを奪って敵ゴールまで距離が短い場合は、攻撃の構築であっても「ビルドアップする」とは呼ばない。あくまで、自陣深くから敵ゴールまである程度の距離がある場合に攻撃を組み立てていく時に使う言葉。
ボールを失わずに前進し、より得点の確率が高いようなチャンスを作ろうとします。得点の確率は、なるべく相手ゴールに近く、マークされていない(もしくは甘い)味方がシュートできることで上がります。また、攻撃の人数をかけることも上がる要因のひとつです。
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ギャップ
サッカーにおけるギャップとは、相手の選手同士の間にできるスペース(隙間)のことです。DFとDF、DFとMFなど、『縦のギャップ『と『横のギャップ』があります。
ギャップは相手にとってマークしづらいため、そのスペースでパスを受けて前を向くことができれば、チャンスに繋がりやすいですし、ギャップの活用は数的不利での攻撃にも効果的です。また、ギャップは、ディフェンスにとってボールを触りにくいため、スルーパスを通しやすいです。
特にDFとMFの『縦のギャップ』でボールを受けることは効果的なプレーとなります。DFとMFの間にボールが入ってくると、守備をする側は、DFがボールを取りに行くのか、それともMFが戻ってきてボールをとるのかという問題が生じてきます。そして、どちらがボールを取りに行くのかを瞬時にコミュニケーションをとって決断しなければいけません。瞬時にコミュニケーションをとって、どちらがボールを奪いに行くかを決めるのはとても難しいことです。それに加えて、自分の持ち場を離れてボールを奪いに行かなければならないため、大きなスペースができてしまいます。このようにDFとMFの間でボールを受けることは、相手に瞬時の判断を迫り、大きなスペースを作るという効果があるのです。
相手選手の間でボールを受けられそうな場所を探して、常に自分が相手のギャップに位置し続けることが重要です。また、意識すること...
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センタリング
センタリングとはサッカーにおいてフィールド左右の敵陣深い位置(ペナルティエリア付近)からゴール前を狙ってロングパスを蹴ること。クロスまたはクロスボールとも呼びます。ゴール前にいるフォワードなどの選手はセンタリングされたボールをヘディングシュートやボレーシュートでゴールに入れ得点することを狙う。タッチライン沿いからロングパスする場面が多いが、敵陣深くペナルティーエリア内でゴールラインに近い位置まで入り込んでからのクロスもある。
通常、センタリングは浮かせて蹴るが、これは守備の選手の上を越えて味方の選手にパスを通すことと、味方の選手にヘディングシュートさせる為である。味方のフォワードに相手のディフェンダーよりも身長の高い選手や跳躍力の高い選手がいるときなどは特に有効な攻撃方法であり、そういった空中戦に強い選手がいる場合は高い山なりの軌道のセンタリングが滞空時間が長くボールの落下地点に移動しやすいうえに、ボールが横に通過するよりも斜め上から通過したほうがボールに接触できるタイミングが長いので効果的である。しかしこれは守備の選手もボールの落下地点に移動しやすく空中戦で競り合いとなってしまう可能性が高いため競り合いでの強さが不可欠となる。一方で長身の選手などがいない場合でも、低い軌道で速いボールを蹴ることで守備の選手にボールの落下地点に移動する時間を与えずフリーの状態でヘディングしたり出来...
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ラン・ウィズ・ザ・ボール
サッカーにおけるラン・ウィズ・ザ・ボールとは、『ボールと一緒に走る』という意味で、細かいボールタッチで相手をかわすドリブルに対して、少ないボールタッチでオープンスペースへスピードアップしながら侵入していく技術です。
ラン・ウィズ・ザ・ボールは細かいタッチで相手交わすドリブルに比べ、スリルや見た目の派手さがないため、見落とされがちになりやすいと言えます。しかし、出来る限り走るストライドを犠牲にせずボールを正確に思った距離で動かすので、高度なプレーとも言えます。
スピードよりも『勇気』が必要なプレーだと思います。いったんボールが体から大きく離れてしまうので、『奪われる』リスクを考えすぎるといつまで経ってもできるようにならないかと。『失敗は成功のもと』前向きにチャレンジしての失敗と、後ろ向きでチャレンジしないのでは、上達度合いも桁違いますので、果敢にチャレンジしていしていくことがいいですね。
ポイントとしてはいくつかあります。
・前方へのスペースを見つける。ボールを受ける前にしっかり周りを確認、その際に観るものは、「ゴールへの最短距離」、そして「直接マークしてくる相手の位置」である。攻撃選手がピッチ上のどのスペースを見つけられるかで相手選手の対応も変わる。
・ファーストタッチを出来る限り大きく、そして丁寧に。ラン・ウィズ・ザ・ボールのためにはダイナミックなプレーが必要。ミスを恐...
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サイドチェンジ
攻めているサイドから逆のサイドへパスを送ること。通常は、ボールのあるサイドに相手の守備が集まりやすく、反対側のサイドにはスペースができることが多い。その際にサイドチェンジをすることで、スペースを利用した攻撃展開へ一気に転じるのが狙い。ただし、サイドチェンジで用いられるパスは、一発でサイドチェンジするような場合には、キック力が必要なロングパスが多いため、ジュニア年代の試合ではロングキックによるサイドチェンジが行われることはあまり多くはない。
そこで、ショートパスを使って、一度味方選手を経由してのサイドチェンジが良いかも知れない。縦方向にパスコースがなく攻撃に詰まってしまった場合には、横の選手や、後方の選手や一度パスを出して、パスの距離を短くすることよって、ジュニア年代でもサイドチェンジをすることが出来ます。その際には、相手にパスカットされないように、相手の位置を確認しておくことや、パススピードに注意をします。ジュニア年代でも高学年になれば、ロングキックからサイドチェンジすることも出来るので、実際の練習や試合で試みることもいいでしょう。
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プルアウェイ
サッカーにおけるプルアウェイとは、一度、相手に近づいてから、素早く離れることによってマークを外す動きのことで、サイドでの駆け引きやゴール前でのFWがDFライン付近でスルーパスを受けるときによく使われます。
相手ディフェンダーは マークする選手とボールを同じ視野に入れながら守備を行うのが基本である。これは、マークする選手だけを見ているとボールを見失い、ボールだけを追ってしまうとマークする選手を見失うからである。
これを利用してプルアウェイで、相手ディフェンダーの視野から消え、フリーになることができます。
ゴール前では一瞬の動きがとても重要になってきます!そのわずかなタイミングでゴールが出来るか、出来ないか変わってきます。
人によってその感覚や間合いは異なってきますし、相手ディフェンダーによっても動きのポイントは異なってきます。
自分なりの判断や駆け引きを覚えていくのがいいでしょう!
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ダイアゴナルラン
ダイアゴナルランとは、サッカー専門用語で、語源は英語の「Diagonal run」。直訳すると、「斜めに走ること」だ。「ダイアゴナル」は、直訳すると「斜め」となる。
フィールドの中央からサイド又は、サイドから中央に斜めに走る動き。斜めに移動することによりディフェンスにマークの受渡しとラインのコントロールの両方を強いることで、ディフェンスを混乱させる。
DFとの駆け引きの上手さ(オフサイドに掛からずに相手最終ラインの裏に抜ける)、DFの死角を突くタイミングの上手さ(マークを振り切る)、DFとDFの間を走る絶妙なコース取り(誰がマークにつくか迷いを生じさせる)、味方がパス出しするタイミングの察知能力、アイコンタクトなどの要素が要求されます。
ただ、ダイアゴナルランっていう言葉だけで説明すると子どもたちは理解できないだろうから、うまく理解してもらうための工夫が必要になります。どういう工夫かっていうと、うまく理解してもらうために物を使って説明したり、言葉を簡単にしてあげる必要です。作戦ボードに書いてみたり、言葉としては『CBとSBの間に走り込め!』と伝えてみたり。
こういう言い方をすれば結果としてダイアゴナルランになります。SHのポジションからCBとSBの間に走りこもうとすれば、ダイアゴナルランとか斜め走りとか、そんな言葉は最初は教えなくてもいいです。出来るようになってから、「これ...
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クールダウン
サッカーはボールを蹴るスポーツです。全身の筋肉を使いますが、やはり足の筋肉の負担は大きいです。蹴り足の付け根の筋肉(腸腰筋)太ももの裏(ハムストリングス)、軸足の太ももの前(大腿四頭筋)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)などは何度も繰り返し力を使います。繰り返し運動した筋肉には、局所的に疲労が蓄積します。
疲労の回復を早めたり、成長痛などの障害を予防したり、次の試合や練習に万全な状態で臨んだりするためにも、クールダウンは少年サッカーでもとても重要なものです。
子どもたちにクールダウンを実施したいと考えたときに、注意すべきポイントはどのようなものになるでしょうか。指導者がしっかりとコーチングをしながら子どもをクールダウンに集中させ、心を落ち着かせて、その効果を最大限に引き出すことの重要になります!
1.軽い数分間のジョギングで心拍数を整える
2.目を閉じて、ゆっくり深呼吸をして、リラックスをする
3.ストレッチ(腿の前、腿の裏、アキレス腱など)
4.パートナーストレッチ(腿の裏、肩もみ)
5.最後は白樺のポーズで終了する
競技の中で子どもたちは、仲間や相手選手と競い合ってぶつかって闘っています。闘う気持ちは交感神経を高ぶらせます。つまり、プレー中は常に興奮の交感神経が優位な状態なので、子どもたちの心も疲労します。できるだけ速やかに、スイッチを切り替える。その為にも運...
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