空間認識能力

スポーツや芸術の分野で天才と呼ばれている人は、とりわけ空間認識能力が発達していると言われています。 野球でいえば、飛んできた打球を捕球することや、投げられたボールにバットを当てる能力。バスケットボールでいえば、リングにシュートを入れることや、パスをされたボールをキャッチする能力などが空間認識能力になります。サッカーでいえば、浮いたボール、特にゴールキックやクリアーボールなど、3m以上浮いたボールへの対応となると「空間認識」の能力が必要となります。 空間認識能力というとちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは空間にある対象(ボールや味方や敵の選手)をイメージとして、すばやく正確に把握・認識できる能力のことです。 ・浮いているボールがどの位置に落下するのか? ・ボールがどのくらいのスピードで近づいてくるのか? ・自分の体とボールがどのくらい離れているのか? そういった情報を瞬時にわかる能力であり、また相手選手との距離感や味方の位置の把握なども、この空間認識能力(空間感覚)によって大きく差がでてきます。 実はこの力がサッカーの上達には不可欠ですし、空間感覚は正確なトラップやシュートにもつながっています。 難しい表現になりますが、物体が三次元空間に占めている状態や関係を素早く正確に把握する認識力のことです。空間認識能力を高めることは右脳を活性化させ、最終的には直感力...
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スピード

近年のサッカー界において、子どもから大人までキーワードになっている言葉があります。それが「スピード」です。 ◆サッカーにおける「スピード」とは? サッカーにおける「スピード」とはなんでしょうか? 真っ先に思い浮かぶのは、ダッシュやスプリントといった走力の部分です。サッカーに走力は必要です。 世界で活躍する、メッシやC・ロナウドも、世界の超一流のアタッカーは、陸上選手顔負けのスピードを備えています。なおかつ、繊細なボールコントロールの技術を持っているので、対峙する相手にとっては厄介この上ありません。では、速く走るために必要なこととは、なんでしょうか?17年に渡りJリーグのクラブでフィジカル・コンディショニングコーチを務め、現役時代は快速FWとして日本代表にも召集された谷真一郎さんは、ポイントのひとつに「地面反力」を挙げます。 ◆正しい動きを知ることが重要 「地面反力とは、地面を押して返ってくる力のことです。サッカーの試合中、前に進む、ターンをして進行方向を変えるといったときに、地面を踏むことで跳ね返る力を得て、次の動作につなげていきます。地面反力を得るためには、常に適切な足幅で動き続けることが重要です。 「直線的な走りをするときに、一生懸命走ろうとして歩幅を広げると、地面反力をうまく得られなくなります。また、気持ちが先行すると前傾姿勢が強くなり、膝も上がらず、脚が後方へと...
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モチベーション

サッカーの上達に欠かせない『負けず嫌い』のメンタル。他人だけでなく自分に対してこの強い気持ちがあることはとても重要です。しかし、それだけではなかなかキツイのが、サッカーに対してのモチベーションを保つこと。とくに友達と遊びたかったり、他の誘惑があると…なんてことはありませんか。 そんなとき、モチベーションを上げる要素を知っていたら、知る以前よりもやる気を継続してサッカーに取り組めると思います。そこで今回は モチベーションを上げる3つの要素について。モチベーションを上げる3つの要素は次の通りです。 1.主体性 誰かの指示・命令も受けて行動するよりも、人に頼らず、自分から積極的に考えて取り組むこと。 主体性を発揮すると、それと一緒に責任もついてくるので、ときに大変なこともありますが、どんな小さなことでも受け身の姿勢よりも得るものが大きく、やりがいを感じます。 なので、サッカーにおいては親が子どものプレーに対して口を出しすぎては良くないかと考えられます。子どもが考えて選択したプレーなのであるので、子どもたちの判断も重要だと考えます。 2.成長 人は誰でも自分自身の成長を感じることは嬉しいこと(とくに物事を新しく始めたときは非常に重要!!)で、さらに上の目標を自ら設定して取り組みやすくなります。 サッカーのことで子どもを怒らずにたくさん褒めてあげましょう!! なお、1.の...
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オスグット病

小学生から中学生や高校生の子どもに多く発生する膝の痛みオスグッド病。 オスグッド病は、「オスグッド・シュラッター病」とも呼ばれます。スポーツ中でも、特に跳躍をよくするバスケットボールやバレーボール、ボールを蹴るサッカーなどのスポーツに発生することが多いです。 オスグッド病は、成長痛ではなく成長期にある骨端核に負担がかかり発生する痛みのため成長期に必ず伴う痛みではありません。そのため、成長期だから痛みがあるのは仕方ないと思い、そのまま放っておくと膝下の骨が出っ張ってきてしまい骨の出っ張りがずっと残ってしまうことにもなりかねませんので注意か必要です。 大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の力は、膝蓋骨を経由して膝を伸展させる力として働きます。膝を伸ばす力の繰り返しにより、大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して脛骨結節を牽引するために、脛骨結節の成長線に過剰な負荷がかかり成長軟骨部が剥離することで生じます。この時期は急激に骨が軟骨から成長する時期です。 オスグット病になりやすい子どもには3つの特徴があります。①筋肉が固いオスグッド病になる子の一つ目の特徴して、筋肉が硬い子が多いです。例えば、オスグッド病にもっとも関係ある大腿四頭筋の柔軟性をみる方法としてうつ伏せに寝て膝を曲げていき、かかとがお尻につくかみるテストがあります。柔軟性がしっかりあれば、簡単にかかとがお尻に付きます。しかし、柔軟性...
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Jリーグ

【概説】 1993年に10クラブで開始し、1998年までは1部のみの「Jリーグ」として最大で18クラブによって開催された。1999年からJリーグ ディビジョン1(現J1リーグ)とJリーグ ディビジョン2(現J2リーグ)の2部制に移行、2014年にJ3リーグ(J3)が創設された。但し制度上J3リーグは日本フットボールリーグ(JFL)と同格とされた独立したリーグとして位置付けられ、「プロ・アマ分離」の観点から一体的に運用しているだけである。このためJ1・J2とJ3とでは様々な点で大きな違いがある。 2017年シーズン開始時点で、日本国内の38都道府県に本拠地を置く54クラブ(J1:18、J2:22、J3:14)が参入、また、JFLなどのカテゴリーに属するJリーグ百年構想クラブが6クラブ認定されている。 J1リーグの年間最終順位上位原則3クラブは、同年度の天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝クラブとともに、翌年度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を与えられる(J1上位3クラブと天皇杯優勝クラブが重複した場合は、J1の4位も出場)。 【理念と活動方針】 Jリーグでは、次の3つの理念を掲げている。 日本サッカーの水準向上およびサッカーの普及促進 豊かなスポーツ文化の振興および国民の心身の健全な発達への寄与 国際社会における交流および親善への貢献...
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体幹

サッカーにおける能力の中で重要なのが体幹を保持する能力なのだそうです。 この能力が低い選手はサッカーの多様な動きの中で「動き」の軸を安定させることができないため「走る・蹴る・跳ぶ・ぶつかる・起き上がる」などの動きを高いレベルで発揮できないとのこと。 体幹を鍛えることによって、不安定な姿勢の中でも、体のバランスを取りながら自分の体を自分の思い通りにコントロール出来るようになります。 また、障害予防にも非常に大きな影響を及ぼすのですべての年代で定期的にトレーニングを導入する必要があります。 基本的に、小学生年代ではサッカーのスキルアップをメインに取り組むべきですが、バランス感覚を身につけるためにも、体幹トレーニングを週2~3回位はやっておいたほうがよいでしょう。 ◆体幹トレーニングで得られるサッカーへの効果 ・走力・ダッシュ力の向上 陸上競技としての「走力」に目を向けても、身体がぶれずに身体を安定させて走れるということは持久のエネルギーのロスを防ぐことにつながりますね。マラソンほどではないにしろ長距離走の面を持つサッカーにおいて、必要性が充分に認められると思います。またダッシュ力を高めるためには、股関節の伸展に関わる腸腰筋やハムストリングを鍛える必要があるが、もも上げ以外には体幹トレーニングによってこれを有功に刺激できたりします。 ・ボールキープ力・ボールコントロールの...
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リズム能力

動きを真似したりイメージを表現する能力。タイミングを逃さないでボールをとらえたり、自分でリズムを作って動いたりする能力です。 動きを真似るというところを細かく書きますと、視覚、聴覚、触覚から入ってくる動きを模倣すると言うことです。 視覚の場合は動きとタイミング、リズム全てを模倣します。聴覚、触覚の場合はリズムのみを模倣します。 イメージを表現すると言うのは自分でリズムをイメージして動く訳ですのでスキップ、縄跳びなどはいい確認方法だと思います。 これらのリズムは単一のリズムだけではなく複数のリズムに対応できる必要があります。簡単にイメージすると右手4拍子左手2拍子で指揮棒を振るとかですね。実はこれ結構重要でしてドリブルなんて複合リズム感重要です。足のタッチと走るリズムで複合リズムになります。さらにそれを意図的に崩してチェンジオブペースなどに発展します。 試合中のさまざまな局面における瞬間的な判断や直感的に湧いたイメージを動作につなげていくためには、自身の体をどれだけうまく使いこなせるかによって決まってきます。 こうした感覚を持っているかいないかでその先の技術やフィジカルまた戦術における理解など習得レベルも多種多様に変わってきます。スポーツは高い技術力を持っていても、同等に頭脳や体をうまくコントロールできなければ、その力が高いレベルの環境に行けば行くほど存分には発揮されませ...
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食事と栄養

少年サッカーで重要な「食事・栄養」 将来、プロになれるかもしれないと夢みるサッカー少年は多いですね。JリーグはJ1~J3まで各20チーム程あり、合計60チーム程もあります。プロ野球よりも門戸が広いプロスポーツと言えるかもしれません。 プロサッカー選手を夢見る子どもに、親がしてあげられるのはいくつかあります。練習や試合の送迎や、チームの雑用もありますが、やはりサッカーを続ける体を作る食事を毎日用意して、そして教えることなのです。 少年サッカー選手は、筋力の事や、身長が伸びる伸びないに関わらず、バランスの良い食事をすることが基本です。基本ができないのに、スーパープレイができる訳がないのはサッカーと同じです。基本の食事ができないのに、世界で戦えるプロサッカー選手の体になれる訳がありません。 ◆放課後練習の時に必要な食事の摂り方 プロを目指す位の少年サッカー選手は、毎日練習がありますね。学校が終わったら、何も食べずに練習をするのは、子供とは言えどおススメできません。 学校が終わって、練習までの間に何らかの補食(おやつ)が必要です。間食は親が用意する場合と、コンビニやスーパーで買う事があると思われます。 間食を親が用意する場合、動くための即効性のある栄養である「糖質」が優れています。おにぎりやサンドイッチなどの用意してあげるといいですね。またバナナ、さつまいもなどでも構いません...
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FIFAワールドカップ

FIFAワールドカップは、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、ナショナルチームによるサッカーの世界選手権大会。サッカーの大会の世界最高峰と位置付けられ、全世界のテレビ視聴者数や経済効果はオリンピックを遥かに凌ぐ世界最大のスポーツイベントです。 予選大会と本大会で構成されており、本大会は4年ごとに開催され、4で割り切れない偶数の西暦年に開催される(夏季五輪の中間年、1994年以後は冬季五輪と同年)。1930年にウルグアイで第1回大会が行われ、この大会を企画・発案した当時のFIFA会長・ジュール・リメの寄贈した「ジュール・リメ・トロフィー」をかけて争われた。 参加できる主体は国またはそれに準ずる地域であり、より厳密にはFIFAに加盟したサッカー協会を単位とする。例えば、イギリスは単一の国家ながら本土4協会(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)と海外領土6協会(モントセラト、イギリス領ヴァージン諸島、ケイマン諸島、タークス・カイコス諸島、バミューダ諸島、アンギラ)による計10代表チームがあり、日本は日本サッカー協会の唯一の代表である。そして、胸にそのエンブレムをつけたユニフォームを着用する。また、香港やマカオのように、FIFAが加盟を承認したサッカー協会を持つ地域にも、それぞれに出場権がある。 これまでの歴代優勝国は、ブラジル(5回)、イタリア、ドイツ(4...
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サッカーシューズの種類

サッカーシューズの商品名の後に付いているFGやHGといった英文字。 見たことはあっても、どんな意味なのか知らない人も多いのではありませんかね、 今回は、意外と知らいないサッカーシューズの違いについてご紹介します。 サッカーシューズの商品名の後に付いている「FG」「HG」「TF」「IC」って? 【FG】 Farm Ground(ファームグランド)の略で、主に天然芝で使用するもの。多くのプロ選手が使用しているシューズは主にこのFGと呼ばれるタイプで、高校生でも使用している人は多いのもこのタイプです。FGイコール天然芝と覚えておけばOK。 【HG】 Hard Ground(ハードグランド)の略で、硬い土のグランドで使用します。日本のグランドは約70%が土で作られているため、日本で1番普及しているのはこのHGのタイプ。HGイコール土のグランドと覚えておきましょう。 【TF】 Turf(ターフ)の略で、芝であれば人工芝でも天然芝でも使えるほか、土のグランドでも使えるオールマイティなタイプ。練習用として使うトレーニングシューズ(通称トレシュー)はこのTFのことです。 【IC】 Indoor Court(インドアコート)の略で、一般的にはインドアで使用するタイプ。主に体育館やフットサルで使われますが、アスファルトの上でも使うことができるので、最近ではストリー...
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